AEW:エディ・キングストン vs クラウディオ・カスタニョーリの抗争は2004年から31度に及ぶ激戦の証!Forbidden Doorでのエディの態度は今後のストーリーへの伏線か??
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プロレスというものは、AEWやWWEなどのリングを問わず、確執の上に成立しています。
AEW×NJPW Forbidden Doorはモクスリーと棚橋と言う幾年もの間すれ違ってきた選手同士のリング上での魅力的なバトルがぎっしり詰まっていました。お互いのことが純粋に好きではないらしい奇妙なカップル同士の白熱した関係、エディ・キングストンとクリス・ジェリコ、アダム・コールとジェイ・ホワイトが見せてくれたように、急速にばらばらに解体していく友人同士のような関係性も存在していました。
しかし、このイベントで巻き起こった最大の抗争は、リング上で出会った2人のパフォーマーではなく、次のDynamiteでチームを組むことになったあるユニットにあります。ブラックプールコンバットクラブとエディ・キングストンが組んだニューヨークポッシー(非公式名)がジェリコ感謝協会に挑みますが、Forbidden Doorで新たなBCCメンバーとして加わった、優秀なスポーツアスリートとして知られるクラウディオ・カスタニョーリとエディの間の緊張です。
果たしてこの二人の絡みは、アダム・コールvsジェイ・ホワイト、あるいは、オルティスvsクリス・ジェリコ、はたまたエディ・キングストンvsクリス・ジェリコより過熱するのでしょうか。クラウディオとエディの間には、長きにわたる闘いの歴史があり、説得力と魅力の療法を証明する必要があります。エディは一度、リング上でガソリンをかえて文字通り火だるまにしようとしたことを考えると、彼の発言を考える必要があります。
「俺は言うぞ、あいつはAEWに来るようなタマはねぇ」
「なんてな、ハハハハハ」
Well look who has grown a pair! Hahahahahaha https://t.co/pLzwmoXLPg
— Eddie Kingston #BlackLivesMatter (@MadKing1981) June 27, 2022
エディ・キングストンとクラウディオ・カスタニョーリのすべてが始まったのは、2004年10月のIWA Mid-Southで行われたAutumn Armageddon、エディはジャック・マキアーノ、クラウディオが後にROHのブッカーとなるデリリアスと組んだタッグ3ウェイダンスでの一戦を皮切りに、2011年3月13日CHIKARAのCreatures From The Tar Swampで、当時WWEでセザーロとなる男が24分に及ぶ決闘をザ・マッド・キングに挑んだところまで31度に渡ってリングでやりあってきました。
この2つの試合の間、およそ6年に及ぶ間にエディがクラウディオに対して、どのような感情を持っているかは、ショーン・ロス・サップのツイートが詳しいのです。
「エディ・キングストンは、もし、クラウディオ・カスタニョーリと共にランチを食べることになったら、彼をフォークで刺すと言っていた」
Eddie Kingston told me if he ever had to eat lunch with Claudio Castagnoli he'd stab him with a fork
— Sean Ross Sapp of Fightful.com (@SeanRossSapp) June 27, 2022
クラウディオとエディは2006年1月にゴールデンボイスエンターテイメントのメモリアル・モールにてスイスマネー・ハスラーズとして組んでから7ヶ月間はシングルで対決することはありませんでした。当時、クラウディオはクリス・ヒーロー擁するキングス・オブ・レスリングに所属、エディはジョーカーと共にBLKOUTのメンバーでした。CZWやCHIKARAなどのプロモーションでこの両派閥によるタイトルマッチの合間にはIWFのモータウン・メルトダウンでシングルマッチを行うこともありました。その後も何度か戦いながら、チームCZWとしてヒーロ、ネクロ・ブッチャー、”スパイダー”ネイト・ウェブと共にチームROHとのクロスプロモーション、ケージ・オブ・デスでの試合で組むなど、今ほど目の前で怒り狂うほどのレベルには達していませんでした。
抗争が激化したのは2009年、まるで兄弟のように感じていたエディは自分や自分との仕事を尊重してくれないと感じたクラウディオとの全面戦争に突入します。エディのこの考えは多少、過度で劇的に誇張されたものではあるものの、的はずれなものではなく、クラウディオは生意気なヒールとしてブライアン・ダニエルソン、デイブ・テイラーとのチームアッパーカットとして活動を始めていました。キング・オブ・トリオ2009でブロディ・リーも共に所属していたラフネックスがチームアッパーカットに敗北、エディはクラウディオを目の敵にし始めました。その後、9度に渡り、シングル、タッグで両者は激突。最も残忍なリスペクトマッチでは、「スイスのスーパーマン」は負けたらザ・マッド・キングに”尊敬している”と言わなければならなかったが、結果それは実現しませんでした。
2010年に事態は少し冷却され、タッグなどで試合をする程度だったにも関わらず、2011年にエディが態度を悪化、クラウディオがClutch of DoomでThe Colony(オレンジ・キャシディとして知られるファイヤーアント率いるチーム)に破れ、今後の将来について観客に語った後、長年のライバルとの最後の試合を要求、Creatures From The Tar Swampでの一戦へと雪崩込みます。このライバルストーリーは、その6ヶ月後、WWEのデベロップメントであるFCWにクラウディオが現れることで今日まで氷結されることとなりました。
トニー・カーンはAEWで、この長きに渡り封印されていたCHIKARAでの抗争を拾い上げるのでしょうか、それとも全く違う方向で物事を進めるのでしょうか。Forbidden Doorでの最後、生身のクラウディオを見たエディの反応が示す通り、答えは前者のように感じます。次回Dynamiteのエピソードで彼らがブラッド&ガッツに挑む時、その答えは分かるのではないでしょうか。
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