WWEは9月30日に終了した2021年第3四半期の財務状況を発表しました。
WWEは2億5580万ドルの収益を報告し、15%(3420万ドル)の増加となりました。この増加は、ツアー復帰によるチケット販売と開場でのグッズ販売の増加によるものだとしています。
WWE会長兼CEOであるビンス・マクマホンはプレスリリースの中で、予想を上回る業績をアピールしました。
「第3四半期には、ライブイベントのツアーに復帰し、平均入場者数が記録的に増加したことで、予想を上回る業績を達成する事が出来ました。COVID関連の事情で大規模な国際イベント(サウジアラビアでの興行)が一つしか開催されなかったにも関わらず、各ビジネスラインが全体的に好調であったため、前回の業績ガイダンスを上回る事が出来ました。当社の業績は世界的な当社ブランドの強さを浮き彫りにし、当社がコンテンツの勝ちを最大化し、長期的な株主価値を促進する為の有利な立場にあるという信念を裏付ける物だと考えています。」
営業利益は、前年同期比1%増加の6,400万ドルとなりました。これは売上高の増加に加え、COVIDに関連した退職金費用が前年同期に比べ、発生しなかった事によるものです。この効果はテレビ番組やイベント関連の制作費の増加によりほぼ相殺されました。
調整後のOIBDA(減価償却前の営業利益)は8%減少、7,790万ドルで、前年同期の調整後OIBDAにはCOVID関連の退職金が含まれていません。
WWEは2021年7月16日からライブイベントツアーに復帰しましたが、チケットの需要が予想を上回る好調な結果となりました。北米で開催されたWWEのライブイベントは、四半期ごとの平均観客動員数が過去10年以上で最高となった。
ラスベガスで開催されたサマースラムでは、51,000人以上のファンが訪れ、記録的な完売となりました。当社史上最も視聴されたサマースラムとしてスポンサーシップの記録も更新し、2019年のサマースラムと比較して商品売上げが155%伸びました。
デジタルビデオの視聴回数は過去最高の128億回(39%増)、消費時間はデジタルおよびソーシャルプラットフォーム全体で過去最高の4億1100万時間(20%増)となりました。
株主への資本還元は、株式買い戻し2,190万ドル、配当金支払い910万ドルを含む合計3,100万ドル
業績見通しとして、当社は1月に2021年通年の調整後OIBDAガイダンスを2億7,000万ドルから3億500万ドルと発表しました。これまでの実績と通期の予想の集積に基づき、当社はガイダンスを引き上げます。調整後のOIBDAは大規模な国際イベントを1つだけ開催する事で、3億500万ドルから3億1,500万ドルの範囲内となる見通しです。修正された通期見通してでは、2020年第4四半期の調整後OIBDAは5,120万ドルであったのに対し、7,500万ドルから8,500万ドルとなります。前年同期比での増加は昨年行えなかった大規模な国際イベントを1件実施したことによるものです。
Wrestling Inc
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