今週、ECW Pressが配信したプレスリリースで、元AWA/WCW/WWEのスター、メドゥーサことデブラ・ミセリが2023年春に自伝を発売することが発表されました。この本では、彼女の生い立ちや、子供時代の"禁断の真実"、95年に女子王座を保持したまま郵便で解雇されたことや、WCWマンデーナイトロの放送中に王座をゴミ箱に捨てるに至った経緯についても語られる予定です。
Slam Wrestling提供のプレスリリースは下記になります。
「デブラ・”メドゥーサ”・ミセリは、40年間、レスリングとモンスタートラックの両方でファンを楽しませてきましたが、決してじっとしていることは出来ませんでした。彼女は常に学び、成長し、多くのフォロワーに刺激を与えようとしていましたが、同時に深い秘密も抱えていました。
彼女の生い立ちは最初から嘘であり、痛みと拷問へと発展していきました。2023年春にECW Press社から出版されるタイトル未定の回顧録で明かされる子供時代の禁断の真実は、ミセリの克服する決意、自分の声に耳を傾ける事、そして物堅が良くなると言う信念が揺らぐ事の無い事を示す最初の例です。
プロフェッショナルレスリングは看護学生だった彼女にとっては異例のことでしたが、リング上で、そして自分自身のために高い基準を自ら設けて努力しました。彼女が日本で学んで採用した懲罰的なスタイルは、常に挑戦を必要とする人間に適していたのです。WWEではアランドラ・ブレイズとして知られ、同社の女子タイトルを保持していましたが、FedEXで届いた手紙によって突然解雇されました。ライバルのWCWが彼女を雇い、メドゥーサはテレビの生放送でWWFの女子王座をゴミ箱に捨てて波紋を呼びました。
プロレスという女性差別的な世界では、簡単にはいきませんでした。スクリーン上のカラフルな悪役もそうですが、舞台裏の権力者達はさらに下劣で、平気で嫌がらせや虐待を行い、従業員同士を対立させ不信感を与える事に長けており、スキャンダラスな行動があれば、すぐに隠蔽します。
1999年、メドゥーサはモータースポーツの世界に入りました。モンスタートラックのモータースポーツ界を構成する南部のボーイズに対抗する準備ができていると考えたからでした。プロレスで学んだ事は、男尊女卑の職業に対抗するための準備であり、今回は、女性に対する敬意の欠如を無視して、文字通り男達を転がしてしまった。彼女は引き下がる事無く、その盛り上がった世界で女性のための全く新しい革命を始めたのです。
やがて、彼女はモンスタートラックよりも有名なドライバーという希有な存在になりました。ミート&グリードでは、ピンクの"Queen of Carnage"Tシャツを着た少女達がファンボーイの横に並んでいました。ミセリとメドゥーサトラックの頂点は、04年と05年にモンスター・ジャムの世界大会で優勝した事でした。
これまで、モンスタートラックの世界は、彼女がモンスタージャムに対抗して立ち上げたメジャーリーグ・オブ・モンスタートラックへの参加を含めて、秘密結社のようになっていたが、メデオゥーサの回顧録は、ハイテンションでクラッシュしまくるモータースポーツの舞台裏を探る初めてのものとなります。
レスリングとモンスタートラックは、ミセリにとって唯一の道ではありません。ヨガを教えたり、犬の手入れをしたり、カスタムバイクをデザインしたり、パーソナルトレーナーになったり、レイキヒーリングを実践したり、自然健康学を学んだり、様々な分野で活躍しました。その間、公人として、講演や様々な個人的な活動と現実の生活とのバランスを取ろうとしていました。
しかし、WWEの殿堂入りも果たした彼女には、母性というものを得る事が出来ませんでした。2つのアグレッシブなスポーツに従事する一方、不妊症や妊娠中の損失を経験しました。養子縁組も法廷で許可されませんでした。
これは、あなたが聞いた事の無い物語であり、1人の女性がこれほど多くの混乱、心の傷をどうやって乗り切ったのかと疑問に思う事でしょう。これは誰かに聞いてもらいたいと願う女性の物語である。
メドゥーサの物語は、悲劇を勝利に変える事、努力と決意に頼る事、最も暗い時期にインスピレーションとモチベーションを見つける事、そして、自分の過去を決めつけない事についての物語です。」
Wrestling News.co
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