クリス・ジェリコによると、AEWの戦争はNXTではなく、むしろRawとSmackDownだったそうです。Busted Open Radioでデイブ・ラグレカ、マーク・ヘンリーと話したジェリコは、NXTがWWEネットワークからUSAに移ったことについて、自分達がそれを心配した事は無いとコメントしました。ジェリコは彼等の唯一の関心はこれからも最高のショーを行う事だと語っています。
「これは明白な勝利、大いなる勝利だ。しかし、俺達は勝ち負けにこだわっていたわけじゃない。俺達がこだわったのは、最高のショーを開催する事であり、WWEがNXTを放送するかどうかや、NBCがビートルズを復活させるかどうかなど気にしていられなかった。自分達の番組のことで精一杯、そんなの気にしてられない。俺達はパンデミックの最中に素晴らしいストーリーと素晴らしい試合をすることに忙しくて、俺達が戦争に勝って圧勝した時には、もちろんNXTは終わっていました。」
2019年10月から2021年4月までNXTとAEWDynamiteは水曜日の夜に対決し、総合視聴率では75週中63週、18歳から49歳までの層では1週を除いて、全てDynamiteが勝利しました。結果的にNXTは水曜夜から火曜日のホームを移動させました。
ジェリコは続けてAEWが注目しているのはRawとSmackDownだと言いました。彼等が視聴率や視聴者数で勝利する事は大きな意味を持ち、遅かれ早かれWWEの長年の旗艦番組であるRawを打ち負かすようになると考えています。
「俺達が彼等を打ち負かした時に、あなたはその言葉(水曜日の戦争)を使ったでしょう。そして今、彼等はリブランディングと再構成を行っています。彼等がこの戦いでやろうとしていた事に関して、彼等はナンバー2になったのです。しかし、ここからが本番、俺達はNXTのことを心配もしていなかったし、何をしているのかもきにしていなかった。俺達はRawが何をしているか、SmackDownが何をしているのかを見ていたんだ。もし、戦争について話したいのであれば、それが本当の戦争です。これが『ゲーム・オブ・スローンズ』だとしたら、NXTは我々が突破した最初のウェーブです。我々は城を襲撃している。要塞を襲撃しているのです。今週、AEWがSmack Downに勝ったとか、18-49や18-34の視聴者層で勝ったとか、そういうことが起こっていると思います。そのうちの1つ、2つのデモ(視聴者層)に勝つだけでも、大きな意味があるんだ。遅かれ早かれ俺達はRawに勝つようになるだろう。」
「毎週という訳にはいかないが、今後2〜4ヶ月、あるいは、4〜6ヶ月以内にRawに勝てるようになる事は間違いない。その理由は、クールファクターの話ばかりしているが、ストーリーテーリングの話であり、パニックにならない、ということ。俺達は急いでいない、俺達は自分達の世界、AEWの世界に住んでるんだ。それに合わせて、賢くブッキングしてる。俺達の番組を見ると、スターウォーズの最初の3話を見ているような気分になる。一つの事が常に次の事につながり、時には何ヶ月も前に種を蒔かれたものを見る事もある。俺達はみんな、自分達が何をしたいのか、どこへ行きたいのかを知っているんだ」
NXTは最近、新しいロゴを発表するなど改革を進めており、9月14日には全く新しい美学と演出を披露すると言われています。最後にジェリコはストーリーテーリングの重要性を強調し、AEWの全ての活動にどれほどの配慮がなされているかを説明しました。
「繰り返しになるが、MJFとジェリコ、インナーサークルとピナクルの1年間のストーリーについて話した時、最初から1年間と考えていただろうか?いや最初は半年くらいと思っていたのか?もちろん、初日からそう思ってたんだ。8ヶ月前に話し合ったことが、この物語の中で起きている事もある。そのためよく練られたスマートなストーリー展開で人々の注目を集める事ができるんだ。俺達は放送時間の1時間前に番組を台無しにしたりしない。毎週、来週は何をするか決まってる。だからこそ、来週の水曜日に何が見られるかを水曜日に伝えてるんだ。そして、金曜日には、今週は日曜日にも何が見られるかを伝えてる。このように非常に組織的に計画されていて、人々はそれを見て反応しているんだよ。」
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