WWE殿堂であるエッジがポッドキャスト「Out of Character with Ryan Satin」に登場しました。エッジはレッスルマニア37で行われるダニエル・ブライアン、WWEユニバーサル・チャンピオンのローマン・レインズとのトリプルスレットマッチについて語りました。
エッジは体のダメージの回復が難しくなっていると述べましたが、インタビュアーのサティンは彼がそのことを自分のセールスうあストーリーそのものにうまく取り入れてるのではないかと加えました。エッジはファンの共感を得られるような売り方をすることの重要性を語っており、それは彼自身のストーリーだけではなく、プロレスのストーリーテーリング全般においても重要な要素であると考えています。
「そうしなければいけないんじゃないだろうか。じゃないと、馬鹿げてる。誰かがジャーマンスープレックスを受けて、気合いを入れて立ち上がるのを見ると、理解が出来ないね。ジャーマン痛いからね。なのに、なんで観客の感覚を鈍らせて、痛くないと思わせるのか?痛いんだよ、だから痛いようにセールするんだよ」
エッジはそのセール以外にもRated R Superstarとして活躍していた頃、最高のヒールとして知られていました。エッジは、それも若干失われた技術であり、現代のヒールは少し「強過ぎる」のではないかと述べました。
「ある瞬間、圧倒的なヒールではないヒールが必要なんだ。それは策略的であり、操作的であり、「もしもベビーフェイスがあいつと戦ったらバラバラにしてしまうんじゃない?」と思わせるんだ。だけど、ヒールは常に2歩先を行っているから、倒すことが出来ない。今、それが誰なのか、誰がその機会を与えられているのか、正直分からない。いつの間にか、ヒールとフェイスの関係性ではなく、スターだけの関係性になってしまいました。それによってダイナミックさが失われたと思います。」
ほとんどの物語には理由があって善と悪が存在し、反応を得られるにも関わらず、中間に位置するレスラーが多過ぎると説明しています。
「リアクションがある限り、という議論があるのは知ってるけど。物語には善と悪があるのは当然なんだ。そこにグレーの影があってもいいけど、皆がそのグレーの影の中を進んでいくと、無関心になってしまいます。だから、私は個人的に、ホワイトハットとブラックハットが大好きなんだ。」
エッジはまた、今では有名になったTLCマッチについても語り、試合に多くのスポットを盛り込んだことへの反発があったかどうかについても語りました。エッジは反発はなかったと説明しましたが、後に現代のレスラーに対し「スローダウンして、もっと走行距離を稼げ」とアドバイスしている自分に気付いて、それは自分には言いにくいことじゃないかと思ったと述べました。
「少なくとも、否定的な意見は耳に入らず、肯定的な意見ばかり聞こえてきました。ミック・フォーリーが来て「君たちは新たな基準を設定し、自分の主張をした」と言ってくれたのを覚えています。ただ、振り返ってみると俺達はやり過ぎたと思う。だからこそ、タレントに「もっと惹き付けて、距離を稼げ」とは言いにくいし、本当にそう思ってるんだ。経験から話しているから、そういう試合をした経験から………」
「だけど、当時の自分達の考えは、オースチン、ロック、アンダーテイカー、ケイン、ミック・フォーリー、トリプルH、大スターの全てのシリンダーを爆発させたんだ。どうすれば注目させるのかってね?」
WrestlingInc
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