AEW:マット・サイダル「PWGの喜びの要素がメガカンパニーに移った気がしたんだ」
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2014年にWWEを去って以来、マット・サイダル、ことエヴァン・ボーンはレスリングのメジャー団体のほぼ全てに登場しました。ROH、インパクト、新日本、インディーズなどを渡り歩いた彼はAEWで最後を迎えるのか注目を集めています。
PPVのカジノバトルロワイヤルにサプライズで現れ、この脅威は現実となりました。彼はそれ以来、AEWの常連となっています。クリス・ヴァン・ヴリートショーに出演したサイダルはAEWとのリンクについて語りました。
「ボルチモアでのROHピュアタイトルトーナメントの撮影を一週間終えたばかりで、次のブッキングは10月のROHのテーピングまでないだろうと思っていたから、本当に嬉しいサプライズだったんだ。PPVの前夜に電話があって、出来るかって聞かれたんだ。昔ながらのやり方でね、電話してくれればすぐに行くから」
「2018年にIMPACTを退団してからの2年間、基本的には健康であること、強くあること、その機会が来たときのための準備をする子tに費やしてきた、それが自分が宇宙に注いできたことなんだと感じていたんだ。本当にそれに向かって努力してきたんだ。でも、ポッドキャストに出演して、『そうそう、僕の目標はAEWに出ること』と言わなかったわけじゃないけどね」
レスリングプロモーションに関わる人間として、サイダルは、彼が何を望んでいるのか、会社に何を望んでいないのかを理解しています。AEWは彼がプロモーションで探している全てのチェックボックスを認識しており、彼等の運営の進歩的な性質を強調しました。
「それは、これまでのプロレスのキャリア全体を導いてきた原則に基づいてスタートした団体だからこそ生まれたもので、過去のプロレスで得た物は全て素晴らしいものであり、その全てに感謝をしています。だけど、プロレスがクローズドなものよりもオープンなものになるために、プロレスの先進的な思想家を特集する時が来たんだ。ルールを減らし、創造性を高めるために。トップダウンのヒエラルキーのようなものではなく、コラボレーションがあって、AEWは僕の夢の連盟のようなものなんだ」
「電話を受けた時は「絶対やるよ!」と思ったんだ。興奮してたし、『4〜5、6年ぶりに会った友達と日曜日に一緒に遊べるんだ』と瞬間的に思ったんだよ。それ自体が超エキサイティングだし、PPVでデビュー出来るなんて言うまでもないよね」
サイダルは先月からAEWに5回出演していますが、今のところ、どことも契約していないことを明言しています。
「正しいね。フリーエージェントなんだ、今はROHとも契約はしていない。8週間、テレビに撮影をして、月曜日にROHで試合をして、火曜日にAEW DARKが放送されたけど、実はROHの試合の翌日にAEW DARK、Dynamiteがあった。ちょうど先週は前夜にAEW DARKでソニー・キスとレスリングをした後に、ROHのピュアタイトルトーナメントでジョナンサン・グレシャムとレスリングをしたんだ。」
「パンデミックの時は仕事がなかったんだ。ただやりがいはあった。ただひたすら、細い糸で持ちこたえてた、ただひたむきにこの状況から抜け出す事が出来ると信じていたし、準備は出来ていた。休みの間に、自分の新しい衣装を作ってたんだ。彼女と家で新しい衣装を作ってた、新しいタイツとか膝パッドとか作っていたけど、ROHからのオファーはなくて。一ヶ月前から予約は入っていたのに、AEWの件で次の日には準備をしなくちゃいけなくなったんだ。」
「待っていても赤信号が出たら、飛び降りる準備をしなければいけない。AEW DARKでやった事は本当に誇りに思っているし、皆の前で披露出来るようになったんだ。クリアウォーターにあるサイ道場という小さな道場があるんだけど、そこで特別な努力をしてきたから、今レスリングをする機会を得た時に、リング上での快適さレベルが上がっているし、スキルもよりシャープになっているし、こんな大きなチャンスを得るのはこれ以上ないと思ったんだ。レスリングで色んなことをしてきたし、レスラーとして20年、何千もの試合をしてきたことを理解してほしい。」
「自分が出たいショーなんだ、AEWは本当に出たいと思っていた唯一の場所で、AEWで働いてもうすぐ一ヶ月になるし、先週の水曜日の後はプロレス全般に気合いが入ってた。自分の試合やパフォーマンスだけじゃなくて、ビジネス全体の状態に気合いがはいっていたんだ。小さいアメリカン・レギオンの建物の中にいたPWGの喜びの要素が、文字通り巨大なメガ・カンパニーに移ったような気がしたんだ。これらのムーブメントの一部になることは特別なことなんだよ」
AEWで仕事をする事で、サイダルは今までに経験した事の無い試合や、改めてやりたい相手との機会を得る事が出来ます。AEWで一緒に仕事ができることで興奮しているのは誰かとの問いに答えました。
「今までで一番好きなレスラーはヤング・バックスだから、タッグパートナーを探しているんだ。いくつかアイデアはあるけど、手の内は明かしたくないんだ。次に続くのは、ルチャ・ブラザーズ。フェニックスとはシングルで一度やってるし、ペンタと二度やってる。フェニックスとまたやりたいな」
「Dark Orderブロディ・リーとは是非やりたい。TNT王者だった時に、そのレベルに昇格したいと思っていた。ショーン・スピアーズとの再戦も模索してる。彼とは10年前にOVWでレスリングをしていて、Dynamiteで再び顔を合わせてPPVで確執を強めて、こないだので吹っ飛ばしてやった。またやりたいな。FTRとはしたことがない。レスリングで世界一だと主張する人は誰とでもレスリングをしたいと思っている。CMパンクやダニエル・ブライアンとレスリングをする時、世界最高と主張する奴がたいていそうだから、初めての対戦という意味では本当に楽しい試合になるだろうね!」
世界で最高、と自分自身を参照し、そのタイトルで書籍を書いているレスラーと言えば、クリス・ジェリコです。サイダルは10年前、ジェリコと試合を幾度となくしてきました。
「そうであることは間違いが無いよ、彼はリングの中で楽しむ能力を持っている。他に類を見ないカリスマ性があって、レスリングでそれをバックアップすることができる。パンクもブライアンもジェリコもいつもそう、彼等がいかに優れているのかを伝えるのが僕は好きなんだ。ロブ・ヴァン・ダムもそうだね」
「だから、時々、ちょっとした偽りの謙虚さで自分に腹が立つことがある。僕が世界最高の連中と戦いたいと思うのは、僕もまたその一人だからだ。殴ってまでやる必要は無い、僕は実演するのは好きだけど、そうだと言う奴には『じゃぁ、お願いします』と言うんだよ。さぁ、踊りましょう、ってね」
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