冒頭から客席に姿を現したモクスリー、テーマ曲が鳴る中、リングに立つやすぐにゴング!
▼秒殺モクスリー
アレックス・レイノルズを即パラダイムシフトで沈めるや、セコンドについていたジョン・シルバーにも決めて、客席は大歓声。
しかし、そこにジェリコのテーマがヒット!!タイタントロンには"AM I EVIL","YES I AM","EVIL"の文字が並ぶ『LE CHAMPION』仕様のジェリコPV。PAIN MAKERの次に"EVIL"というのはこれ如何に……そういえば、内藤と対戦した後にいざこざしてたような気もしないでもない。
インナーサークルを引き連れて現れた金色のジャケットを羽織ったジェリコはリングに上がる。今にも飛びかかってきそうなジェリコはモクスリーとの距離を一定に保つ。「ちょっと聞いてくれ」と前置きをした上で、「俺たちには長い歴史がある、お前は川のジャケットを着て、ボウルカットヘアで、俺たちは敵だったが、お前はスターになった。そして、お前はAEWへと移動した。」
「お前は俺をPPVダブルオアナッシングで拉致し、勝利を奪った。だが、俺はお前を必要としている。想像してみろ、インナーサークルとジョン・モクスリーが力を合わせたらどうなる?ヘイガー、サンタナ、オーティス、ゲバラ、ジェリコ、そして、モクスリー…」
ジェリコがインナーサークルのTシャツを出すと、客席は手を横に動かし、拒否のポーズ。モクスリーは未だに訝しげな様子。
「時間が必要だろ、奥さん、それに母親に話すか?望むなら、チャンピオンを引き継ぐ事も、全てをコントロールすることも出来る!それが、真実の"パラダイム・シフト"だろ?一緒に来ないか?」
ジェリコはモクスリーの肩にTシャツを置くと、インナーサークルはなんと手出しをせずに去っていく。モクスリーの顔に寄るカメラ、何とも言えない表情。
▼ブッチャー&ブレイド、ついに登場
コーディーが先日襲撃されたブッチャー&ブレイドと対戦。MJFは先週の放送で、コーディーには友達はいない、とせせら笑ったが、コーディーのパートナーにはAEWのアシスタントプロデューサーも務める元WWEのQTマーシャル。ゴングが鳴るも、距離を取るQTを見るや代わりにタッチしてリングに躍り出るコーディー。コーナーでブレードの顔面にパンチを降らせる。
タッチしたブッチャーとも対戦しようとするコーディーに対し、タッグパートナーだぞとアピールするマーシャル。客席からもそれを応援する声、ロープに走ったところマーシャルの足を掴むブッチャー&ブレイドのマネージャー役バニー。マーシャルは声を荒げて彼女に詰め寄る。それを見ていたブレイドがトップロープを飛び越えてのトペ!
ブッチャーがパワーを活かした攻撃。マーシャルを自軍コーナーに張り付けて後退に攻撃。ブレイドがサイドスラムに捉えたところにレッグドロップを合わせる合体技。マーシャルはチンクラッシャー、延髄蹴りで逃れようとするが、ブッチャーがコーディーの足を場外から引っぱりタッチ出来ず。
ようやくタッチ出来たコーディは2人を一気に相手に躍動。コーナートップからのムーンサルトでのボディアタック。これで決まらないと、腰に巻いていたベルトを投げ捨てて、ロープステップ式のカッター!これでもカウント2。
ブレイドに蹴り出されたコーディーの顔面を掻きむしるバニー。のたうち回るコーディーにタッチしたマーシャルがブレイドをポップアップするとナックル。さらに、場外に出た2人に対して、ロンダートからトップロープを超えて、きりもみ式のトペ!客席は大QTコール。しかし、リングに戻ると、ブレイドのスタナーからブッチャーのラリアット、さらにブッチャーがブレーンバスターで担ぎ上げ、ブレイドが飛びついてのバックスタバーという連携で3カウントを奪われる。
リングサイドには膝を抱えて呆然とするコーディー。花道を去るブッチャー&ブレイド、それにバニーの3人を押しのけて登場したのは、なんとダービー・アリン!そのままコーディーの元に向かうと、彼は手を差し出してみせる。その手を借りて立ち上がると、何も言わずに去っていくアリン!QTの元に近付いたコーディーは彼の手を掲げ、その健闘への歓声を求めた。
▼MJFの『Kiss the ring』
リングに現れたMJFとウォードロー、リングサイドのカメラマンアシスタントを呼び寄せると、先週、コーディーがMJFのクロスローズをからかったときに彼が笑っているのに気付いたと話すと、「ダイヤモンドリングにキスするだけでいい」と続けた。MJFの手にはペイジに勝利して手に入れたAEWダイヤモンドリングが。彼は恐る恐るリングにキスするも、MJFはクロスローズを彼に叩きこむ。
「コーディーはこの世代ではトップのレスラーだが、マイクパフォーマンスは良くない。あのビジネスの提案は聞いたが、がらくたやお金は俺は必要ない。お前が一生苦しむのが見たい。お前を『ノックオフクリスジェリコ』と呼ぶよ。」その後もコーディーを罵倒し続けると、「クリスジェリコと試合をする。ただし、いくつかの規定がある。今日は発表をしない、1月1日、ジャクソンビルで発表する」と発表。客席からは大ブーイング。
▼ダークオーダーの勧誘
このところ、試合には出ていないが、勧誘を促すビデオが差し込まれ続けているダークオーダー。第一試合でモクスリーに瞬殺されたアレックス・レイノルズがホテルでテレビをつけている。ホテルのサービスについての解説。しかし喋っているのは、いつもダークオーダーのスポークスをしている男だ。突如、テレビの中からアレックスに直接話しかけると、「連敗を止めたくないか?なら、ダークオーダーに入るべきだ」と話しかける。部屋に入ってきたジョン・シルバーがアレックスに問いかけるが、彼の答えは的を得ない。テレビの映像は普通のサービス案内に変わっている。
▼ビック・スゥォル登場
現在、ランキング1位の志田がリングサイドで観戦。スゥォルは力比べを要求。コーナーに詰めたところを転がし、顔面への蹴り。さくらえみはお返しとばかりのヘアホイップ。レフェリーのリック・ノックスに注意されると、彼に髪の毛がないことを揶揄してみせるさくら。スゥォルをロメロスペシャルで固めると、さらに再度に回転すると、腕ではなく相手の顎を固めてさらにストレッチをかける。
2人のキャリアの差について触れる実況・解説。さくらは徹底的にストレッチで追い込んでいく。背中を引っ掻き、コーナーで顔面を蹴り込むとロープに顔をこすりつけるオールドスクールなダーティファイトを見せる。スゥォルの打撃も見切っていたと見せかけ、顎に食らうヘッドバット!!
しかし、"We will rock you"チャントからクロスボディ、さらにリング中央でのダブルアーム式バックブリーカー。最前列の女性がとんでもないものを見たと驚きの表情を隠せない。マイクスタンドを持ち込もうとするさくら、リックと言い合いになると、背後からスゥォルが襲いかかるもスタンドを使っての卍固め。再びマイクスタンドをリックに奪われる。スゥォルの蹴りが飛んでくるが、その足をキャッチして払うも、なんとスゥォルはリックの腕からマイクスタンドを奪いダンス、これにはさくらも目を丸くする。
打撃戦からロープに走ったさくら、しかし帰ったところをスゥォルのビックブーツ!最後は回転を加えてのナックル!これで3カウント。Dynamiteデビュー戦をスゥォルは勝利で飾った。
▼PACがAEWに来た理由
インタビュアー、ジェン・デッカーがPACにケニーに関するインタビュー。PACはたった1つの理由でAEWへ来たと話す。「機会」を得るために、しかし、AEWは自分がパフォーマンスを支配しているにも関わらずそれを寄越さないと憤り、これが最後の警告だ。もしその機会が来ないなら、次はどうなっても知らないぞと脅してみせた。
▼複雑化する抗争
キップ・セイビン、ショーン・スピアーズvsケニー・オメガ、アダム・ペイジの一戦。ショーンにはいつもセコンドについてる父タリー・ブランチャードがいない。試合前バックステージで、ショーンが新しいタッグパートナーを捜しており、セイビンがそれに相応しいかテストをすると告げた。
試合は序盤からケニーとペイジがセイビンを捉えて、代わる代わるチョップを打つ。リングに入ってきたショーンの胸元にドロップキックを放つと、その反動でムーンサルトしてセイビンを押しつぶすペイジ。客席は大歓声
スワンダイブしようとしたペイジの足を引っぱり阻止するショーン。セイビンはロープにペイジの足をかけてのDDT。ショーンとセイビンは早いタッチワークで、ペイジをコーナーから離さない。
なんとかタッチしたケニーがダブルハンマーの連打、相手の攻撃を避けるとコタロークラッシャーとフェイスバスターのダブル攻撃で2人をまとめて退治。場外に飛ぼうとするや、セイビンの彼女のペネロペがエプロンに上がり、阻止。その背後からショーンがバックスタバー、セイビンがスワンダイブドロップキック。セイビンがフィッシャーマンスープレックスでケニーを捉えるもカウントは2。
両者、タッチしようとしている中、突然、全ての照明が消える。客席はどよめきと歓声。 照明がつくとなんと入場ステージにはジョーイジャネラによってロープで縛られ、口にはガムテープを貼られたタリー・ブランチャード!怒り狂ったショーン・スピアーズは試合を放棄して、ジャネラを殴り倒しながらバックステージへ消えてしまう。
孤立したセイビンを捉えたケニーはリングサイドのペネロペに見せつけるような高速ドラゴンスープレックス。さらにVトリガーを放ち、とどめと思いきや、ロープに近付いたところでペイジが背中に触れてタッチ。トップロープを飛び越えてのバックショットラリアットでセイビンを打ち倒すと、そのまま3カウント。フィニッシュを持っていかれたケニーは動揺を見せるが、試合に勝ったことは認め、ペイジとハグをする。どこかペイジの身勝手な行動に不自然さが残る。彼が戻ってくる布石か………?
▼ナイトメアコレクティブは女性だけではない………?
ブランディ・ローデスが自分がいなければ、女子の部門はどのように見えるかを問う。チャンピオンの里歩はあまりにも小さくなって今や見ることさえできないのではないか。ブリット・ベイカーが自分のボーイフレンド(WWE NXTのアダム・コール)について触れたことに対して「哀れなグルーピー」だと揶揄。クリス・スタッドランダーに対してはまだナイトメア・コレクティブに加わる余地があると告げると、その背後には先週ユニットに加わり、頭を剃り上げたメラニー・クルーズ、さらに背中を向け、髪の毛を剃り上げているガタイのいい男の後ろ姿が。
▼インナーサークル vs ジュラシック・エクスプレス
ジェリコとヘイガーが実況席に現れ、解説のエクスカリバーとトニー・スキアポーネを排除すると、ジェリコは来週の対戦相手ジャングルボーイについて好き勝手なことを話す。ゲバラは入場中、ずっとスマホを片手にVlogを撮影。試合はゲバラとルチャ・サウルスのシングル。
ルチャ・サウルスはパワーで圧倒。しかし、ゲバラもスピードで対抗。これをチョークスラムで捕まえると、ゲバラはそのまま首に飛びついてウラカン・ラナ。ルチャ・サウルスはその足を抱えると丸め込ませず、ゲバラは宙づりに。軽々と肩に担ぐと、ゲバラはこれを切り返して着地してみせる。
コーナートップのゲバラを強大過ぎるビックブーツで場外に叩き落とす。さらに場外でその胸板をチョップで貫く。観客はルチャ・サウルスコールの大合唱。リングに入ろうとするルチャ・サウルスにゲバラの波状攻撃。さらにロープ上で半身を切り返してのボディアタック。場外でダウンするルチャ・サウルスにエプロンを駆けてのシューティングスタープレス。客席は"AEW"コール。
ルチャ・サウルスの攻撃をDDTに切り返したゲバラ、コーナートップからのムーンサルト
は着地、さらにムーンサルトを狙うもルチャ・サウルスが体を返すと、ゲバラはさらに着地、シューティングスタープレスは喉元を掴まれる。そのまま担ぎ上げられると、ツームストンの体勢から前方に相手を放り出しての変形のフェイスバスターでカウント3。
カウントが入るやいなや、実況席にいたヘイガーとジェリコはリングに走り込む。ルチャ・サウルスに殴り掛かると、セコンドにいたジャングル・ボーイ、マルコ・スタントも入ってきて大乱闘。ジェリコはジャングル・ボーイに膝を叩き込んで、場外に投げ出したと思いきや、ジャングル・ボーイはトップロープを掴んでくるりと体を戻す。振り向いたジェリコに電光石火のウラカン・ラナ!!リングに滑り込んだマルコ・スタントがレフェリーの真似でリングを叩いてカウント1、2、3!来週の対戦を前に屈辱の3カウントを聞いたジェリコは激怒!!
▼テキサスストリートファイトルール!
宵の酒場に飛ぶ血飛沫!テキサスの荒くれ者は何故ストリートファイトが好きなのか。どこでもフォール、ノーDQ、時間無制限、反則無しという危険なルールで、ヤング・バックスとPNPが対決。
ヤング・バックスの入場を襲ったPNPとゲバラ。しかし、テーブルクラッシュを避けた2人はPNPを分断し、ゲバラに入場ステージでのインディーテイカー!さらには、サンタナをテーブルに据え付けると、ニックが入場ゲートからのスワントーン!カウントは2!
この試合に勝てば、SCU、カザリアンとスコーピオ・スカイの持つタッグベルトに挑戦が出来る。リングサイドではSCUが観戦。オーティスがリング内でヤングバックスを普段持っているボールを入れた靴下で殴打。ニックに持ち込んだゴミ箱を被せるも、後ろからアメフト用のヘルメットを被ったマットが襲撃。
場外にテーブルをセット、しかし、これを堪えるとPNPはコンビネーションで追い込み、ゴミ箱の蓋でヤングバックスを殴りつける。スーパースープレックスを狙おうとしたところ背後からゴミ箱で殴るマット。さらに場外のオーティスを鉄柱越えのボディアタック。ぐちゃぐちゃになったゴミ箱を乗せたサンタナの上へニックの450°スプラッシュ!フォールに入るが、乱入したヘイガーがレフェリーの足を引き、カウントを阻止。ヘイガーに蹴りを見舞おうとしたニックだが、これがレフェリーに誤爆!!
バックステージから飛び出してきたダスティン・ローデスがヘイガーの後頭部に勢い良くエルボー、そのまま殴り合い、バックステージへ。ヤングバックスがコーナーからのコンビネーション、しかし、レフェリーのリックは失神中。バックステージから走ってきた女性レフェリーのオーブリーがリングに滑り込んでカウントを入れるも、2!客席は「オーブリー」コールの大合唱。
オーティスにインディーテイカーの体勢、しかし、サンタナはロープに飛び乗ろうとしたニックへのドロップキック。ニックの体は場外にセットして使っていなかったテーブルへクラッシュ!!
1人で2人を相手にするマット。しかし、スーパーキックを狙ったところ、オーティスが股間を蹴り上げる。反則裁定なしなので、仕方が無い。PNPがリング上にぐちゃぐちゃのゴミ箱を接地して合体のパワーボムとカッター、 フォールに入るもニックがオーブリーの足を引っ張ってカウントを阻止!PNPがリング内に椅子を設置するも、ヤングバックスは切り返すと、オーティスの顔面を椅子に叩き付ける。ダブルのスーパーキックからオーティスの顔面の前に椅子を設置してのニックのスーパーキック!これで3カウント!
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