制作されたTシャツが人種差別的として、WWEへ一方的に契約解除を申し出ていたジョーダン・マイルズことACHの契約が解除されたことが確認されました。Tシャツのデザインを確認した際は白い地のデザインだったにも関わらず、実際には黒い地にプリントされていたことをACHは問題視しています。
彼に対して、ビジネス内部で同情する声もありましたが、彼は同じ黒人レスラーであるジェイ・リーサルに対しても侮辱的な態度を取ったツイートをしたため、少し空気が変わりつつあり、AEWはWWEがリリースしても彼へコンタクトをとらないと見られていました。
▼新日本でやりたいことがある。
日本のファンにとって、ACHといえばドラゴンゲート、NOAH、新日本と様々な団体で愛されてきた黒人レスラーという印象が深いでしょう。
彼は新日本とAEW、どちらに行きたいかとTwitterLIVEでファンに質問され、新日本と即答しました。新日本でやりたいことがまだまだあり、憧れがあるのはWWE王座とIWGPジュニア王座と話しました。
確かに多くのファンの記憶に残る選手ですが、アメリカではインディの様々な団体でベルトをとっているものの、日本での戴冠というのは、NOAHのジュニアヘビータッグリーグを石森と優勝したのみで、ベルトを巻いたことがありません。
▼どれだけコミットできるのか
新日本はバランスが難しい状況にあると言えます。 外国人選手の取り扱いにおいて、ちぐはぐな一面があります。マイケル・エルガンの起用を見ると、エルガンは一時期、女性蔑視の発言を問題視されてアメリカ国内での活動が難しいタイミングがありました。その時期に新日本は変わらず起用を続けていました。
一方で、この1年で新日本を離れた外国人選手はオフィスやブッカーである外道が正当に自分達を扱わなかったという不満を述べているというのも事実です。
実際に、リングの上を見ると、メインで取り扱われるのは日本人選手ばかりで開かれたリングではないという印象は否めません。
ただ、ACHが新日本のやり方に馴染みたいというのであれば、ジュースやフィンレーのように野毛の道場に入るというのも1つですし、現状で言うのであればロス道場生になって柴田の指導を受けるというのも良いかもしれません。ジュース、フィンレーにACHが加わるとなると非常に国際色が豊かでハッピーなチームが出来る気がします。
▼既にブッキングは開始
今回のリリースに関して、他団体への出場に関するロックはかけられておらず、既に今週末のインディー団体に出場することが発表されています。
これは通常の解雇や契約の取り止めという形ではないことを意味しています。あのモクスリーでさえ他団体への参戦に制限をかけられていたのですが、WWE側は意図はしていなかったものの、裁判で争うということになった場合、難しい局面があると判断したと言えるのではないでしょうか。これは珍しいことです。
彼が今後、どんな活躍をするのか楽しみです。
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